阪神・淡路大震災 ~創造的復興の歩み~

The Great Hanshin-Awaji Earthquake
[Build Back Better than Before]

このウェブサイトについて

要旨

2015年3月に第3回国連防災世界会議(UN WWCDRR)が仙台で開催されました。兵庫県ではこの本会場等にブース出展し、発生から20年が経過した阪神・淡路大震災の被害状況や、その後の20年間の復旧・復興の歩み、兵庫県の取り組み等を、世界各地から訪れる方々に対して、あらためて紹介しました。また国際会議会場すなわちこの展示現場を離れ、各国に戻られてからでも、これらの情報に触れていただけるよう、展示要素をこのウェブサイトとして構築しました。

震災20年を機に、もう一度阪神・淡路大震災とその復興を振り返ることで、世界中の多くのみなさまに、さまざまな災害に備えるこれからの防災・減災に役立てていただけますことを願っています。

2015年3月
阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター

展示概要

WEBコンテンツ「The Great Hanshin-Awaji Earthquake ~ Journey of Creative Reconstruction (Build Back Better than Before) ~」は、以下の6つのコンテンツで構成されています。

1)『5:46の衝撃』(地震発生時の再現映像)のダイジェスト版特別上映Looking back: 17 January 1995
2)写真で学ぶLearning from photograph
3)データで学ぶLearning from data
4)実物資料で学ぶLearning from museum artifacts
5)年表で振り返るLooking back over the timeline
6)阪神・淡路大震災20年の兵庫の取り組み20 years efforts after the Great Hanshin-Awaji Earthquake in Hyogo.

各コンテンツの概要

1)『5:46の衝撃』(地震発生時の再現映像)のダイジェスト版特別上映

Looking back: 17 January 1995

震災は1月の早朝5:46に発生し、観測史上最大の震度7の大きな揺れが阪神・淡路の各地を襲いました。当センターでは、このときの状況をミニチュア模型の技術を使い克明に再現した映像を常設展示にて上映していますが、このダイジェスト映像をご覧いただけます。

2)写真で学ぶ

Learning from photograph

震災による被害の状況や、そこからの復旧・復興の過程を捉えた記録写真資料より、約60カットを紹介しています。

3)データで学ぶ

Learning from data

阪神・淡路大震災における地震の規模や被害等について、端的に理解していただくため、約15点のデータグラフィックを掲示しています。

発生年月日と時間、名称、マグニチュード、震源位置、震度7のエリア、人的被害、建物被害、火災の発生、死因、救出、被害総額、(ライフラインの復旧)、避難者数、応急仮設住宅戸数、ボランティアの延べ人数ほか

4)実物資料で学ぶ

Learning from museum artifacts

当センターの資料室では、モノ、紙、写真など約19万点の震災資料を所蔵していますが、これらの中から、実際のモノとして残り、当時のできごとを伝える資料から約25点を選抜して紹介しています。

A:地震発生の瞬間と、その衝撃や被害を伝える資料、B:震災直後~仮設での生活まで 支援物資や当時の生活を伝える資料、C:復旧から復興への足取りを伝える資料

5)年表で振り返る

Looking back over the timeline

震災が発生した1995年から2015年1月までの20年間のできごとをまとめた年表を紹介しています。1年単位で順送りにして閲覧できます。

6)阪神・淡路大震災20年の兵庫の取り組み

20 years efforts after the Great Hanshin-Awaji Earthquake in Hyogo.

2005年に兵庫県・神戸市で開催された第2回国連防災世界会議で採択された「兵庫行動枠組」(HFA=Hyogo Framework for Action)に沿った、震災発生から20年間の兵庫の取り組みを紹介しています。

情報は、阪神・淡路大震災20年の兵庫の取り組みと2015年以降の防災枠組に向けた提言がとりまとめた冊子『阪神・淡路大震災20年 兵庫からの提言 〜2015年以降の防災枠組採択に向けて〜』(2015年3月発行)から、「優先行動Action 1〜5」と「創造的復興」の取り組みを引用しています。